失業 手当 現在進行形 4 ハローワーク2 資格決定

求職票の受付と、就職相談第1回が終了した後、再び椅子に座って待つ。今度の失業保険、失業手当の資格決定の待ち時間は長かった。前の失業保険、失業手当の資格決定をしている人の話が全てではないが、やはりある程度は聞こえたり、雰囲気はわかってしまう。
失業保険、失業手当の資格決定で、だいぶもめているようだ。いや、たぶん規則で、もめようはなくて、受給したい人が、3ヶ月出ないとか、この期間の加入では資格がないと言われて、喰らい付いている・・ようだ。

文句なく会社都合での退職で、失業保険、失業手当の資格決定という側面からも、良かった・・。いやまあ、リストラされたのを、良かったというのも何だかなぁ・・だけど。
まぁねぇ、急に退職することになった人を救済する・・というのが、そもそもの失業保険、失業手当の主旨だよな。自己都合、自分の意思なら、準備はしてるでしょ・・って。でも3ヶ月仕事がないなら助けましょう。なんだよな、今の失業保険、失業手当の給付は。
それがいいのか悪いのかの議論はしない。オレは現実の制度、キマリにあわせ、会社都合と書いてもらうように、戦ったんだ。

「加入期間も大丈夫。会社都合ですね。資格の上では問題ないですね」
「えぇ、ハローワークさんのお手間をとらせないように、事前に会社と戦ってきましたから」
「トラブルがあったのですか?」
「いやぁ・・双方とも表面的には、極めて紳士的に。経営は労基怖いし、私は、退職金など、お金が遅れるのがイヤだし。」
「そうですね、再就職のためにも、できれば揉めないことが一番ですから。」
「過去何人か、精神的に追い詰められて、辞めますと言わされていたのもいましたんで。もし自己都合と会社が書いたら、同意できないとして、ハローワークへ行って、労基経由で戦いますよ・・を匂わせただけです。」
「そうですか、実際、会社に自己都合と書かれてこの窓口まで来て、ここで、よく話を聞くと、それは自己都合じゃない、会社都合じゃないか、というケースもありますからね。当然会社に対して照会しますけど時間がかかりますからねえ。今回は、いただいた書類には、まったく問題ありませんよ。ではちょっと端末に入力してきます。」
担当者は、難しくないケースだったからだろうか、リラックスして笑顔も浮かべて去った。

隣では、かなり深刻な話をしている。あれ、失業保険、失業手当の資格決定の窓口、もう少し配慮してもいいんじゃないかなぁ。
本人の顔は、チラとしか見えないが、窓口の担当者の、何とも困った顔は良く見える。
「失業保険でるのは、3ヶ月先でか・・」
「待機期間と振込みまでに日数を考えると、4ヶ月みたほうがいいですよ」
「生活費が・・ないんだ」
「・・・・・・・」
「なんか・・年金を担保に融資してくれる・・て話を聞いたことがあるんだが」
「年金で貸付ですか?さぁ・・それはちょっと」
「生活費がないんだよ! 助けてくれよ」
「・・・そうですか。私は存じ上げませんので、ちょっと聞いてきます」
と、行って席を立ち、帰ってこない・・。
・・・・うん・・聞いてるほうも・・・めげるわ・・。どうにもできないし、俺も失業者で同じだし。明日の自分の姿かもしれないし。

オレの担当が戻ってきた。失業保険、失業手当の資格決定は完了。彼はその後、今後の失業保険、失業手当の給付のスケジュールを教えてくれた。

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